<1996年イヤーブック「創部20周年特別企画 主将に聞く」より抜粋>
第7期は創部以来、初めての一部リーグ参戦の年でした。当時を振り返ると全てが試行錯誤の連続でした。まず、ディフェンス体型の見直しに着手し、従来の5−3のマンツーマンから、4−3−Rのゾーンディフェンスに替え、オフェンスにおいては藤田君をQBにコンバートし、Iフォーメーションとショットガン体型でリーグ戦に臨みました。結果は5戦全敗となりました。順位決定戦で辛うじて防衛大学に勝ち、シーズンを終了しました。今でも「常勝・日大の赤い軍団」との初戦を鮮明に覚えています。
私が主将を任されて最初に取り掛かったことはチームの戦力分析です。果たして我がチームが一部リーグで定着するだけの力を備えているのか、考えた末の結果は、大量に新人選手の獲得と登用であり、秋のシーズンで積極的に新人を使いました。若手に筑波の(精神面の)伝統を伝えるとともに、身をもって一部リーグの実力を経験させる事で、彼らに「部」の将来を託しました。この戦略が正しかったかどうか今でも分かりません。ただ、一部残留ができなかったことを考えれば、少なくとも戦術面では失敗に終わりました。現役の皆様、特に幹部には常に現状を客観的かつ冷静に分析し、3〜5年先を見据えた「戦略」と1シーズン戦い抜く「戦術」を考え、実行していただきたいと思います。